「海外旅行に行くけれど、破傷風のワクチンは必要?」
「子どもの頃に予防接種を受けた記憶はあるけれど、もう何十年も前……」
「庭仕事や畑仕事をしていて、土で傷を作ってしまった」
そんな方は、破傷風ワクチンについて一度ご相談ください。
当院では、海外渡航前の予防接種として破傷風ワクチンを希望される方を多く診療しています。
そのほか、農作業や庭仕事などで土に触れる機会が多い方、けがをした方からのご相談にも対応しています。
破傷風とは?
破傷風は、破傷風菌が傷口から侵入することで起こる感染症です。
破傷風菌は土壌などに存在しており、傷口から体内に入り、菌が作る毒素によって神経や筋肉に影響を及ぼします。
初期には、
- 口が開けにくい
- 顎が疲れる
- 飲み込みにくい
などの症状が現れ、その後、全身の筋肉が強くこわばったり、呼吸ができなくなったりすることがあります。
破傷風は重症化すると命に関わる病気ですが、ワクチンによって予防することができます。
海外旅行に行くなら、破傷風の予防接種歴を確認しましょう
当院で破傷風ワクチンを受ける方で特に多いのが、海外渡航前の方です。
海外旅行では、観光だけでなく、
- ハイキングやトレッキング
- キャンプ
- 農村部への滞在
- 動物との接触
- 土に触れる活動
- 発展途上地域での活動
など、普段の生活とは異なる環境に入ることがあります。
また、海外渡航の際には、破傷風だけでなく、渡航先や滞在期間、現地で何をするか、これまでの予防接種歴などを踏まえて、必要な予防接種を検討することが大切です。 (厚生労働省)
「海外旅行に行くけれど、何のワクチンが必要なのかわからない」という場合も、まずご相談ください。
畑仕事や庭仕事をする方も注意が必要です
破傷風は「海外でしか心配する必要がない病気」ではありません。
日本国内でも破傷風は発生しています。厚生労働省によると、現在の日本では30歳以上の成人を中心に患者が発生しています。
特に、
- 畑仕事
- 庭仕事
- 園芸
- 土木作業
- アウトドア
- 登山
- キャンプ
など、土に触れる機会が多い方は、けがをした際に破傷風について考える必要があります。
けがをした後でもご相談ください
「古い釘を踏んだ」
「庭仕事中に土で傷を作った」
「畑で手を切った」
「動物にかまれた」
など、傷口が汚れている場合には、けがをした後の破傷風予防が必要になることがあります。
この場合、単純に「ワクチンを打てばいい」というわけではありません。
傷の状態と、これまでに破傷風を含むワクチンを何回接種したか、最後に接種したのがいつかなどを確認して、対応を判断します。場合によっては破傷風トキソイドだけでなく、抗破傷風ヒト免疫グロブリン(TIG)が必要になることもあります。(厚生労働省)
そのため、けがをして「破傷風の注射が必要なのかな?」と心配になった場合は、傷の状態がわかるうちにご相談ください。
子どもの頃にワクチンを受けていても、確認することがあります
破傷風ワクチンは、現在の小児の定期接種では、破傷風を含む混合ワクチンとして接種されています。11~12歳頃にはDTワクチンの追加接種も行われます。(厚生労働省)
ただし、大人になってからの追加接種が必要かどうかは、年齢だけで一律に決まるものではありません。
海外渡航、仕事や趣味での土への接触、過去のけが、これまでの予防接種歴などを踏まえて判断します。
「自分がいつ破傷風ワクチンを受けたのかわからない」という方も、母子手帳や予防接種記録などがあればお持ちください。
海外渡航前のワクチン相談も行っています
海外渡航前には、破傷風だけでなく、渡航先によってさまざまな感染症への対策が必要になることがあります。
どの国に行くのか、どのくらい滞在するのか、どのような活動をするのか、過去にどんな予防接種を受けたのか。
こうした情報をもとに、必要な予防接種について相談することが大切です。厚生労働省も、海外渡航前に渡航先の感染症情報を確認し、適切な感染予防を行うことを勧めています。(厚生労働省)
「海外旅行に行くので、必要なワクチンをまとめて相談したい」という方も、お気軽にご相談ください。
破傷風ワクチンについてご相談ください
当院では、海外渡航前の破傷風ワクチン接種をはじめ、
- 海外旅行・海外出張を予定している方
- 畑仕事・庭仕事などで土に触れる機会が多い方
- アウトドア活動をする方
- けがをして破傷風が心配な方
- 自分の破傷風ワクチンの接種歴がよくわからない方
などのご相談に対応しています。
破傷風は、普段はあまり意識することのない病気かもしれません。
しかし、**「海外に行く」「土に触れる」「けがをする」**という身近な場面で予防について考える機会があります。
「自分にはワクチンが必要なのかな?」と思ったら、まずご相談ください。
受診・ご予約について
当院は完全予約制となっております。外来受診のご予約はもちろん、通院が困難な方への訪問診療(在宅医療)のご相談も承っております。
診療時間・休診日・アクセスの詳細につきましては、下記ページをご覧ください。


コメント