訪問診療は通院が難しい患者さんのお宅や入居施設に医師が出向いて行う診察です。通常月2回程度の定期診察に加え、発熱時など体調変化した際には365日24時間電話相談、往診要請をすることができる大変手厚いサービスです。
- 通院困難な患者さんのご自宅や入居施設にお伺いして診察させて頂きます。
- 訪問診療を受けている患者様は、365日24時間電話相談や往診依頼が可能です。
- できるだけご自宅ですごせるよう幅広い疾患に対応しています。
- 小児もご相談下さい。
- 必要な場合は連携医療機関と協力して入院治療も含めた全面的なサポートを致します。
訪問診療相談室のご紹介
当院では訪問診療を広く知って頂くために無料相談室を設置しています。訪問診療ってなに?どんなことをしてくれるの?費用は?などまずは何でもお気軽にご相談下さい。患者さん、ご家族、介護されている方はもちろんケアマネージャーさんなどプロフェッショナルな方からのご質問もお待ちしております。
訪問診療の依頼方法
訪問診療のご依頼・お問合せはお電話(048-487-7681)または下記のお問い合わせフォームからお受けしております。また、お申し込の際には下記申込書に必要事項を記入しFAXもしくはメールにてお送りください。
訪問診療のご案内(当院リーフレット)
訪問エリア
志木市、朝霞市、和光市、新座市、富士見市、ふじみ野市、三芳町、清瀬市、戸田市、蕨市、さいたま市(一部)、川越市(一部)、川口市(一部)、所沢市(一部)、狭山市(一部)、板橋区(一部)、練馬区(一部)が訪問エリアとなります。
対応可能な処置(例)
注射、点滴、輸血(*)、麻薬、胃ろう管理、経管栄養、中心静脈栄養(PICC含む)、尿道カテーテル、気管切開管理、在宅酸素療法、在宅人工呼吸器、インスリン注射、関節注射、トリガーポイント注射、抗精神病薬持効性注射剤(LAI)、褥瘡や巻爪の処置、耳垢除去(耳掃除)、睫毛抜去(逆さまつげの処置)、血液・尿・便・喀痰検査、細菌培養検査、心電図、ホルター心電図、超音波、顕微鏡検査など。
(*)輸血は対応可能な体制を構築していますが、輸血製剤の種類、適応疾患、生活環境などの諸条件が揃う必要があるため個別に事前にご相談ください。
当院訪問診療の特長
- 内科のみならず、精神科、皮膚科、整形外科など幅広い問題に対応します(総合診療)。
- 常勤医師は東京大学医学部附属病院など大学病院勤務経験者です。
- 患者さんご家族と医療スタッフの人間関係を重視しています
- スピードを重視しており原則として即日診療開始可能です。
- 在宅医療のパートナーたち(ケアマネージャー、訪問看護ステーション、訪問薬局など)と綿密なコミュニケーションを取っています
- 在宅医療と病院を最適にミックスします
- 緩和ケアおよびがん治療に深い経験を有しています。
- 病気の予防も重視しておりほぼ全ての予防接種に対応可能です。
訪問診療の患者さんの病気は内科に限らず皮膚科、精神科、整形外科など多岐に渡ります。例えば内科だけの診察では、皮膚科、精神科は外来通院が必要になり、通院負担が軽減できません。当院では広く多くの問題に対応する診療を心がけております。
なるべく外来に行かずにすむ診療を心がける
訪問診療の患者さんは通院困難です。内科の病気は在宅でみるが皮膚科や精神科の病気は外来に通院してもらう、という方針では患者さんとご家族の通院負担が軽くなりません。当院の訪問診療は広く浅くではありますが、内科、皮膚科、精神科、整形外科などのよくある病気や症状に対応しています。皮膚科のみ、精神科のみなどの患者さんの診察も行っています。
患者さんと医療スタッフの長く安定した人間関係を築く
患者さんやご家族にとって医師や看護師などの医療スタッフがコロコロ変わることは大きなストレスになります。当院ではできるだけ患者さんごとに同じスタッフができるだけ長く安定した診療を継続することを重視しています。
できるだけ速く対応する
病気で苦しんでいれば少しでも早く症状を和らげたいと誰もが思います。末期の患者さんにとっては残された1日1日がかけがえのない貴重な時間です。当院ではできるだけ早く診察を開始し、問題を解決することを大切にしています。例えば診療情報提供書などの準備が整わなくても介入開始可能です。
在宅医療のパートナーたちと常にコミュニケーションをとる
在宅医療は訪問診療所だけでは成り立ちません。訪問看護師、訪問薬剤師、訪問介護し、ケアマネージャーなど多くの人のチームワークで成り立っています。在宅医療のパートナーたちと迅速かつ綿密なコミュニケーションは質のたかい在宅医療に不可欠です。当院では診療当日中にケアマネージャさんなど関係者に文書で診療内容をご報告しています。
在宅医療と病院を最適にミックスする
自宅でしかできない生活があるように、病院でしかできない医療もあります。なんでもかんでも自宅ににこだわる、病院にこだわるのではなく、両方のよいところを組み合わせて患者さんお一人お一人にベストの医療を提供することが当院の基本方針です。当院は多くの病院と正式に医療連携し、自宅と病院をスムーズに移動して頂けるよう万全の準備を行っております。当院の連携医療機関は以下のページをご覧下さい。
苦痛なくその方らしくすごす支援に徹する
通院困難になった時から、患者さんが望まれる場所で最期の時を迎えられる時まで、一貫した医療を提供できることが当院の強みです。特にがん領域に深い経験を有しています。緩和ケアの技術面では、TMGあさか医療センターの緩和ケア科などと連携し常に最新・最善の医療を提供しております。在宅での加療が困難な場合は東京大学医学部附属病院をはじめとする医療機関へ適宜ご紹介することも可能です。
予防できるものは予防する
高齢者ではインフルエンザや肺炎が命取りになることは稀ではありません。帯状疱疹にもかかりやすく重い後遺症を遺すこともあります。予防できるものは予防する、というのが当院の診療の基本方針です。当院のワクチン治療の実際については以下のページもご参照ください。
訪問診療のご説明動画
当院院長の関谷徳泰による訪問診療のご説明動画です。