訪問診療の患者さんにお勧めする予防接種(ワクチン)

当院では訪問診療を受けられる患者さんに以下4種類のワクチン接種をお勧めしております。

  • 肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)
  • 肺炎球菌ワクチン(プレベナー)
  • インフルエンザワクチン
  • 帯状疱疹ワクチン

予防接種には、法律に基づき市区町村が主体となって実施する「定期接種」と、希望者が各自で受ける「任意接種」があります。 接種費用は、定期接種は公費ですが(一部で自己負担あり)、任意接種は自己負担です。 肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)とインフルエンザワクチンは定期接種であり、 肺炎球菌ワクチン(プレベナー) と帯状疱疹ワクチンは任意接種です。

費用は税抜きで、インフルエンザワクチン(3,500円)、ニューモバックス(8,000円)、プレベナー(10,000円)、帯状疱疹ワクチン(8,000円)となります。公費助成が受けられる場合もあり、該当される方にはそのご案内も致します。

上記のワクチンをお勧めするのは、訪問診療の患者さんの多くが罹患する危険性の高い肺炎、インフルエンザ、帯状疱疹を予防することが、生命と生活の質を守るために非常に有益だからです。

肺炎を罹患すれば命の危険があり、回復したとしても長期入院による心身の消耗を招くことが多いです。肺炎球菌ワクチンは2種類あります。現時点で高齢者の定期接種の対象となっているのはニューモバックスのみです(プレベナーは小児では公費接種です)。臨床研究が進められている段階ですが、肺炎を予防する確率を最大化するには、まずはプレベナーを接種、1年後にニューモバックスを接種、以後それぞれを5年毎に接種するのがベストであろうと考えております。

高齢者ではインフルエンザから肺炎と連鎖することも稀ではなく、確実な予防をしたい病気です。毎年の接種が必要です。

帯状疱疹は典型的には皮膚に強い痛みを伴う水疱が現れ3-4週間ほどで治癒する疾患です。重症の場合は入院治療が必要になります。顔に発症した場合、失明の危険性があります。また帯状疱疹後神経痛と言って、皮膚が治った後も、治療困難な強い痛みが長く続くこともあります。50歳を超えると発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になると言われています。50歳以上の方は予防接種の対象となり、1度接種すれば10年程度有効と考えられています。

これらのワクチンは病気の予防に有益ですが、残念ながら健康状態により接種できない場合もございます。当院では患者さん個々人の全身状態を把握した上で、最適なプランをご提案させて頂いております。

【参考サイト】

厚生労働省 肺炎球菌感染症(高齢者)

厚生労働省 インフルエンザQ&A

帯状疱疹.jp

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