パッチテストパネル(S)

パッチテストパネル(S)とは

アレルギー性皮膚疾患(以下、かぶれ)では金属、油脂、抗生物質、香料、防腐剤、樹脂、ゴム硬化剤、ゴム老化防止剤、染料、防腐剤、水銀化合物など多くの物質が原因となりえます。これらの物質が原因であれば、これらの物質との接触を避けることが治療上必須となります。しかしながら現実には長年かぶれに悩まされながら、何にかぶれているのかわからないことはまれではありません。

当院ではかぶれの原因として多い24種類の物質を一度に調べることがでるパッチテストパネル検査が可能です。日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会(JSDACD)が選定した日本人で陽性率が高い原因物質であるジャパニーズスタンダートアレルゲン 2015の24種類のうち22種類が含まれています。

patch test panel (S)

実際の検査の進め方

1日目:試薬の含まれたシート(パッチ)を背中に貼り付ける。

3日目:結果判定(1回目)

4または5日目:結果判定(2回目)

7または8日目:結果判定(3回目)  医師が必要と判断した場合のみ

検査結果を踏まえて日常生活でどのような物質を避けるべきかをご指導させて頂きます。

(*)検査中は数日間、背中にパッチシートを貼りっぱなしになりますので夏場よりは冬場など汗をかきにくい時期の方がラクに受けて頂くことができます。

(*)パッチテストパネルの準備と複数回の受診が必要となりますので、事前のご予約とスケジュール調整が必要となります。

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