鼻汁好酸球検査とは
鼻炎の場合、それがアレルギーによるものか、アレルギー以外の原因(感染症など)によるものかを区別する必要があります。それぞれ治療方法が違うからです。
アレルギー性鼻炎では鼻粘膜で好酸球という細胞が増えることが知られています。鼻汁好酸球検査( cytological examination of nasal smear ; CENS)は鼻汁を採取して顕微鏡で好酸球の数を観察する検査です。
アレルギー性鼻炎の場合、約90%の確率で検査結果が陽性となります。非アレルギーの場合、陽性は1~2%と少ないです。鼻汁好酸球検査はアレルギー性かどうかを判定するよい検査です。
鼻炎に悩んでいるけれど、原因はアレルギーなのかそうでないかを知りたい方などに特におすすめの検査です。

鼻汁の採取方法
当院では鼻汁量が多い場合、サランラップに鼻をかんでもらいそれを調べます。鼻汁量が少ない場合は、鼻腔から綿棒で直接採取させて頂きます。
検査のタイミングとしては昼頃がよいことが多いです。昼頃に好酸球数がピークに達することが多いためです。アレルギー性鼻炎の場合、 好酸球は発作後約1時間で鼻汁中に出現し、3~4時間でピークになり、その後減少することが知られています。発作直後では検査結果が陰性になってしまうことがあります。
鼻汁好酸球検査を受けるには
志木ファミリークリニックでは鼻汁好酸球検査を行っています。ご希望の方は電話(048-487-7681)や直接ご来院してご予約下さい。フォームからのお問い合わせもお待ちしています。