志木ファミリークリニックではRSウィルスワクチン（アレックスビー）の接種を行っています。RSウィルスは高齢者、特に基礎疾患のある方での重症化、入院、死亡などの予防効果が期待されます。
接種希望の方はお電話(048-487-7681)または直接来院してご予約下さい。予約制での接種となります。価格はこちらをご参照下さい。
RSウィルスとは
- RSウィルス(respiratory syncytial virus : RSV)は急性上気道炎などの原因となるウィルスです。
- 2歳までにほとんどの人が感染すると考えられています。
- 健康な成人の場合、感染しても通常の風邪症状程度で終わることが多いですが、新生児・乳幼児や高齢者では重症化しやすく、入院や死亡の原因となることがあります。特に慢性呼吸器・心疾患を合併する高齢者では重症化のリスクが高いです。
アレックスビーとは
- アレックスビーはGSK社が開発した世界初のRSVのワクチンです。2024/1現在、アレックスビー以外に市販されているRSVワクチンはありません。
- RSウィルスによる下気道疾患の発症予防効果、重症化予防効果が示されています。
投与方法
- 通常、60歳以上の方に1回0.5mL を筋肉内に接種します。
- 初回接種後にどの程度の間隔で2,3回目以降の接種をするのが最適であるのかはまだわかっていません（臨床研究が進行中です）。
効果
- AReSVi-006という臨床試験からは以下の報告があります。
- RSV関連下気道感染に対する有効性は82.6%(96.95% confidence interval [CI], 57.9 to 94.1)、ワクチン接種群では1000患者-年に対して1、1000 患者-年に対して5.8と報告されています。
- 重症のRSV関連下気道疾患に対する有効性は 94.1% (95% CI, 62.4 to 99.9)
- RSV関連急性呼吸器感染症に対しては71.7% (95% CI, 56.2 to 82.3)
副作用
- 注射部位の局所反応(疼痛、発赤、腫脹など）、全身症状（頭痛、倦怠感、筋肉痛、関節痛、発熱など）の報告があります。
- ほとんどの副作用は軽度～中等度で一過性です。
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